2014年9月11日木曜日

おたふくかぜワクチンは2回接種が推奨されます



おたふくかぜワクチンは弱毒生ワクチンです。
ワクチンウイルスは接種後の一定期間にからだのなかで増えます。
それにより免疫が反応し、ワクチンの効果を発揮します。

つまり、1回接種すれば発症を予防するための
免疫を獲得することができると考えられます。

2回接種が推奨される理由

しかし、100%免疫を獲得できないばあいもあります。
これをワクチン不全といいます。
ワクチン不全には一次性ワクチン不全と二次性ワクチン不全があります。

一次性ワクチン不全とは、接種をしても十分な抗体産生が出来ない状態です。
免疫不全など元々抗体が出来づらい人や、
病気や薬などの影響で抗体が 出来づらくなっている時に起こります。

二次性ワクチン不全は、ワクチン接種したてのときには
防御に必要な十分な抗体が出来ていたのですが、
何年も時間が経つにつれて徐々に抗体が低下してきて、
防御出来なくなる状態をいいます。

2回接種するのは、防御出来る抗体レベルを保ち
これらのワクチン不全を防止するためなのです。
追加ワクチン接種による増強効果をブースター効果といいます。


2回接種の接種時期や間隔は、
対象者の年齢や2回目接種の目的により異なります。

幼児を対象とする標準的な接種
1回目は1歳はじめに接種すると、
2回目接種は二次性ワクチン不全防止が目的となります。
抗体レベルの低下を考慮して11~12歳に接種するのが妥当と考えられます。


国立感染症研究所感染症疫学センターや日本小児科学会も
2種混合1期、2期の時期に合わせて、
1回目を1歳はじめごろ、2回目を小学校入学前に接種することを推奨しています。


いままで接種したことがない大人の方で、
接種する場合は、一次性ワクチン不全対策が主な目的になります。
2回接種すれば理論上一次性ワクチン不全の確率は1%程に低下します。
この場合は接種間隔は4週間以上あければ良いでしょう。
国立感染症研究所感染症疫学センターも2回接種の間隔として4週間を推奨しています。



日本の予防接種スケジュール(国立感染症研究所感染症疫学センター)

日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール

日本小児科学会推奨の予防接種キャッチアップスケジュール