2020年4月23日木曜日

ペルサンチン-Lカプセル150mg 販売中止

ペルサンチン-Lカプセル150mgが販売中止(2020年6月予定)となるようです。

http://www.bij-kusuri.jp/information/attach/pdf/pe_lcap_info_202003.pdf

経過措置期間は未定です。
※ペルサンチン錠は販売継続です。

中止理由は、製造していたドイツの工場が閉鎖されたためです。
日本への技術移管も努力していたようですが、国内製造の目処が立たず、やむなく販売中止となったようです。


ペルサンチンの成分はジピリダモールです。

ジピリダモールは 1951年に F. G. Fischer 及び J. Roch によって開発されたピリミド-ピリミジン誘導体で、冠状動脈疾患治療薬として1959年にベーリンガーインゲルハイムの前身であるドイツのDr.カール・トーメ社により発売されました。
1965 年に P. R. Emmons らによって抗血小板作用を有することが報告されて以来、ドイツ、イギリス、日本を含め各国で抗血小板作用に基づく心臓弁置換術後の血栓・塞栓の抑制あるいは,糸球体腎炎,ネフローゼ症候群等の治療薬として今日広く使用されています。
日本では、冠状動脈疾患治療薬剤としてペルサンチン錠12.5が1960年に発売されました。

ペルサンチン-Lカプセルは、長期にわたる治療が必要な抗血小板療法において、服用回数を減らし、有効血中濃度を長時間持続させる徐放性製剤の開発が求められたことから開発が行われ、1994年に承認されました。


ペルサンチン-Lカプセル150mgの代替品


ペルサンチン錠が代替品となります。
徐放製剤ではないので用法用量が異なるので注意です。
規格によっては適応も異なります。

ペルサンチンカプセルがよく使われている病態に、糖尿病性腎症によるネフローゼやIgA腎症があります。
これら病態ではジピリダモールの他にジラゼプ塩酸塩(コメリアン)が使用されることがあります。