2020年3月30日月曜日

エリックス点眼液 販売中止と代替品

抗アレルギー点眼剤エリックス点眼液0.25%が販売中止となるようです。

エリックス ® 点眼液0.25% の販売中止についてのご案内(千寿製薬)

経過措置は2020年3月31日まで

エリックス点眼液の有効成分であるアンレキサノクスは抗アレルギー作用を持つアザキサントン誘導体として、生薬の「黄芩(コガネバナの根)」の一成分であるバイカレインが元になっている化合物です。
生薬の成分がもとになっているリード化合物として薬剤師国家試験でも登場する基本的な薬です。

アンレキサノクスはヒスタミン遊離抑制作用及 びロイコトリエン生成抑制作用、 抗ロイコトリエン作用をあわせもち、しかも抗ヒスタミン作用はなく、I型およびⅢ型アレルギー反応を抑制することが認められています。

ただ、抗ヒスタミン作用がないために目のかゆみに対して即効性が期待できず、今ひとつな薬だったのですよね。

アンレキサノクスは錠剤も上市されていましたがすでに販売中止されています。エリックス点眼液の販売中止で日本の医療現場からアンレキサノクスが姿を消してしまうことになりました。
ドラッグ・リポジショニングで新たに注目を浴びることを期待しております。

エリックス点眼液の代替品

抗アレルギー作用を持つ点眼剤には以下があります。

ケミカルメディエータ遊離抑制薬

  • クロモグリク酸ナトリウム (インタール)
  • ペミロラストカリウム (ペミラストン 、アレギサール )
  • アシタザノラスト水和物 (ゼペリン )
  • イブジラスト (アイビナール、ケタス )
  • トラニラスト (トラメラスPF 、リザベン)


抗ヒスタミン薬

  • 塩酸レボカバスチン(リボスチン )
  • フマス酸ケトチフェン(ザジテン )
  • 塩酸オロパタジン(パタノール)
  • エピナスチン塩酸塩(アレジオン)