2017年6月4日日曜日

ボセルモンデポー筋注 販売中止と代替品


『ボセルモンデポー筋注』が販売中止となるようです。

販売中止予定のご案内(あすか製薬)
http://www.aska-pharma.co.jp/iryouiyaku/upload/save_file/info_stop_hormon_7prod_201705.pdf

【販売中⽌予定時期】 2018 年1⽉

『ボセルモンデポー筋注』は1956年に帝国臓器製薬(現あすか製薬)から発売された男性ホルモンと卵胞ホルモンの混合注射剤です。

男性ホルモンと卵胞ホルモンとを適当な比率に配合すると、卵胞ホルモンの子宮等に対する作用、男性ホルモンの男性化作用等のそれぞれのホルモンがもつ特有な作用の一部は互いに抑制し合い、脳下垂体に対する抑制作用、蛋白同化作用等の両ホルモンに共通した作用は協力的に強められます。さらにそれぞれのホルモンを持続性ホルモンとすることで、これらの作用を持続的に得られることができます。

ボセルモンデポー筋注は持続性の男性ホルモン製剤が、テストステロンエナント酸エステルとテストステロンプロピオン酸エステルの2種類含まれているのが特徴です。さらに1 回の筋肉内注射で 2~4 週間にわたり作用が持続します。

更年期障害のうち精神神経症状の改善や性欲低下等の改善に用いられています。


効能・効果は

  • 更年期障害
  • ⾻粗鬆症

です。


ボセルモンデポー筋注の代替品


ボセルモンデポー筋注と同様に男性ホルモンと卵胞ホルモンの持続性混合注射剤が代替となります。
同一の成分配合の製剤はありません。

販売名
(メーカー)
ボセルモンデポー筋注
(あすか製薬)
プリモジアン・デポー筋注
(持⽥製薬)
ダイホルモン・デポー注
(富⼠製薬)
成分名

含量
テストステロンエナント酸エステル 40mg
テストステロンプロピオン酸エステル 9mg
エストラジオール吉草酸エステル 1mg
テストステロンエナント酸エステル 90.2mg
エストラジオール吉草酸エステル 4mg
効能・効果 更年期障害
⾻粗鬆症
更年期障害
卵巣⽋落症状
⾻粗鬆症
⽤法・⽤量 2〜4週ごとに1回1mLを筋⾁内注射する。 2〜4週毎に1回1mLを筋⾁内注射する。

ボセルモン水懸注 販売中止と代替品


『ボセルモン水懸注』が販売中止となるようです。

販売中止予定のご案内(あすか製薬)
http://www.aska-pharma.co.jp/iryouiyaku/upload/save_file/info_stop_hormon_7prod_201705.pdf

【販売中⽌予定時期】 2018 年1⽉

『ボセルモン水懸注』は1953年に帝国臓器製薬(現あすか製薬)から発売された男性ホルモンと卵胞ホルモンの混合注射剤です。

男性ホルモンと卵胞ホルモンとを適当な比率に配合すると、卵胞ホルモンの子宮等に対する作用、男性ホルモンの男性化作用等のそれぞれのホルモンがもつ特有な作用の一部は互いに抑制し合い、脳下垂体に対する抑制作用、蛋白同化作用等の両ホルモンに共通した作用は協力的に強められます。

更年期障害のうち精神神経症状の改善や性欲低下等の改善に用いられています。


効能・効果は

  • 更年期障害

です。


ボセルモン水懸注の代替品


ボセルモン水懸注と同様に男性ホルモンと卵胞ホルモンの混合注射剤が代替となります。
持続性の筋肉注射製剤しかなく、1日1回の皮下注射可能なものはありません。

販売名
(メーカー)
ボセルモン⽔懸注
(あすか製薬)
プリモジアン・デポー筋注
(持⽥製薬)
ダイホルモン・デポー注
(富⼠製薬)
成分名・含量 テストステロン 4.76mg
エストラジオール 0.24mg
テストステロンエナント酸エステル 90.2mg
エストラジオール吉草酸エステル 4mg
効能・効果 更年期障害 更年期障害
卵巣⽋落症状
⾻粗鬆症
⽤法・⽤量 1⽇1回⼜は隔⽇に1回1~2mLを筋⾁内注射⼜は⽪下注射する。 2〜4週毎に1回1mLを筋⾁内注射する。

2017年6月2日金曜日

オバホルモンデポー販売中止と代替品


『オバホルモンデポー筋注5mg』が販売中止となるようです。

販売中止予定のご案内(あすか製薬)
http://www.aska-pharma.co.jp/iryouiyaku/upload/save_file/info_stop_hormon_7prod_201705.pdf

【販売中⽌予定時期】 2018 年1⽉

『オバホルモンデポー筋注5mg』は1952年に帝国臓器製薬(現あすか製薬)から発売された卵胞ホルモンの持続性注射剤です。

卵胞ホルモンは卵胞から分泌され子宮などの女性性器の機能の発現、維持を調整しています。二次性徴の発現、受精卵の着床や妊娠の成立に重要です。生体内の卵胞ホルモンのうち最も活性が高いものはエストラジオールですが、このエストラジオールの効力の増強と作用持続時間延長の研究が行われました。そしてエストラジオールをプロピオン酸エステル化したことで作用が1~2 週程度持続する製剤がオバホルモンデポーです。


効能・効果は
  • 無⽉経
  • ⽉経周期異常(稀発⽉経、多発⽉経)
  • ⽉経量異常(過少⽉経、過多⽉経)
  • ⽉経困難症、
  • 機能性⼦宮出⾎
  • ⼦宮発育不全症
  • 卵巣⽋落症状
  • 更年期障害
  • 不妊症
です。

オバホルモンデポーの代替品


オバホルモンデポーと同様にエストラジオールを持続的にしたエストラジオール吉草酸エステル製剤が代替となります。
若干力価が異なります。

販売名
(メーカー)
オバホルモンデポー筋注5mg
(あすか製薬)
ペラニンデポー筋注5mg/10mg
(持⽥製薬)
プロギノン・デポー筋注10mg
(富⼠製薬)
成分名・含量 エストラジオールプロピオン酸エステル 5mg エストラジオール吉草酸エステル 5mg/10mg
効能・効果 無⽉経⽉経周期異常(稀発⽉経、多発⽉経)
⽉経量異常(過少⽉経、過多⽉経)
⽉経困難症
機能性⼦宮出⾎
⼦宮発育不全症
卵巣⽋落症状
更年期障害
不妊症
無⽉経⽉経周期異常(稀発⽉経、多発⽉経)
⽉経量異常(過少⽉経、過多⽉経)
⽉経困難症
機能性⼦宮出⾎
⼦宮発育不全症
卵巣⽋落症状
更年期障害
不妊症
⽤法・⽤量 通常成⼈1 回1.0〜10 mgを1 週〜1カ⽉ごとに筋⾁内注射する。 通常成⼈1回5〜10mgを1〜4週間ごとに筋⾁内注射する。

オオホルミンルテウムデポー販売中止と代替品


『オオホルミンルテウムデポー筋注 125mg』が販売中止となるようです。

販売中止予定のご案内(あすか製薬)
http://www.aska-pharma.co.jp/iryouiyaku/upload/save_file/info_stop_hormon_7prod_201705.pdf

【販売中⽌予定時期】 2018 年1⽉

『オオホルミンルテウムデポー筋注 125mg』は1958年に帝国臓器製薬(現あすか製薬)から発売されたヒドロキシプロゲステロンカプロン酸エステル注射剤です。

黄体ホルモンであるプロゲステロンは筋注投与後、すぐに代謝を受け血中から消失してしまうため、連日投与が必要とされていました。そのため、持続作用のある黄体ホルモン製剤の開発がすすめる研究がなされプロゲステロンの17位をカプロン酸エステル化したヒドロキシプロゲステロンカプロン酸エステルが強力かつ持続的な黄体ホルモン活性を持つ物質として発見されました。
1回の筋肉内注射で約1週間にわたり作用が持続します。


効能・効果は

  • 無⽉経
  • 機能性⼦宮出⾎
  • ⻩体機能不全による不妊症
  • 切迫流早産
  • 習慣性流早産

です。


オオホルミンルテウムデポーの代替品


同成分の薬剤が存在するので、そちらが代替となります。

販売名
(メーカー)
オオホルミンルテウムデポー筋注125mg
(あすか製薬)
プロゲデポー筋注125mg(持⽥製薬)
プロゲストン®デポー筋注125mg(富⼠製薬)
成分名・含量 ヒドロキシプロゲステロンカプロン酸エステル 125mg ヒドロキシプロゲステロンカプロン酸エステル 125mg
効能・効果 無⽉経
機能性⼦宮出⾎
⻩体機能不全による不妊症
切迫流早産
習慣性流早産
無⽉経
機能性⼦宮出⾎
⻩体機能不全による不妊症
切迫流早産
習慣性流早産

E・P・ホルモンデポー販売中止と代替品


『E・P・ホルモンデポー筋注』が販売中止となるようです。

販売中止予定のご案内(あすか製薬)
http://www.aska-pharma.co.jp/iryouiyaku/upload/save_file/info_stop_hormon_7prod_201705.pdf

【販売中⽌予定時期】 2018 年1⽉

『E・P・ホルモンデポー筋注』は1962 年に帝国臓器製薬(現あすか製薬)から発売された持続性黄体・卵胞ホルモン混合製剤です。
持続性黄体ホルモンのヒドロキシプロゲステロンカプロン酸エステルと持続性卵胞ホルモンのエストラジオールプロピオン酸エステルを含有し、1 回の注射で 1 週間にわたって効果が持続する製剤です。

効能・効果は

  • 無⽉経
  • 機能性⼦宮出⾎

です。

不妊治療における黄体維持にも使われたりしています。
無月経に使用できる唯一の黄体・卵胞ホルモン混合注射剤だけに残念です。

ちなみに『E・P・ホルモンデポー筋注』のEはエストロゲン(卵胞ホルモン)のこと、そして、Pはプロゲステロン(黄体ホルモン)のことです。


E・P・ホルモンデポーの代替品

【無月経】を効能効果に持つ黄体・卵胞ホルモン配合剤は以下のとおりです。
すべて内服剤です。
ルテジオン
クロルマジノン酢酸エステル2mg
メストラノール0.05mg
ソフィアA
ノルエチステロン1mg
メストラノール0.05mg

ソフィアC
ノルエチステロン2mg
メストラノール0.1mg

【機能性⼦宮出⾎】を効能効果に持つ黄体・卵胞ホルモン配合剤は以下のとおりです。
注射:
ルテスデポー
ヒドロキシプロゲステロンカプロン酸エステル
エストラジオール安息香酸エステル

内服:
ルテジオン
クロルマジノン酢酸エステル2mg
メストラノール0.05mg
ソフィアA
ノルエチステロン1mg
メストラノール0.05mg
ソフィアC
ノルエチステロン2mg
メストラノール0.1mg
プラノバール
ノルゲストレル0.5mg
エチニルエストラジオール0.05mg


エナルモン注 販売中止と代替品


『エナルモン注 10』、『エナルモン注 25』が販売中止となるようです。

販売中止予定のご案内(あすか製薬)
http://www.aska-pharma.co.jp/iryouiyaku/upload/save_file/info_stop_hormon_7prod_201705.pdf

【販売中⽌予定時期】 2018 年1⽉

『エナルモン注 10』、『エナルモン注 25』は1950 年 10 月に帝国臓器製薬(現あすか製薬)から発売されたテストステロンプロピオン酸エステル含有製剤です。
テストステロンプロピオン酸エステルは男性ホルモンの一種であるテストステロンの17β位 位をメチル化したものです。さらにエステル化により効力が長時間持続するよう設計された男性ホルモン製剤です。成分が体内で加水分解されてテストステロンを遊離することで男性ホルモンの作用を示します。


効能・効果は

  • 男子性腺機能不全(類宦官症)
  • 造精機能障害による男子不妊症

です。


最近ではより持続性のある男性ホルモン製剤であるエナルモンデポーのほうがよく使われているようです。

エナルモン注の代替品


テストステロンエナント酸エステル製剤が代替品となります。

エナルモン注よりさらに持続性を高めたホルモン製剤です。

ちなみに【デポー】とは持続性注射剤を意味します。



販売名
(メーカー)
エナルモン注10/注25
(あすか製薬)
エナルモンデポー筋注125mg/250mg
(あすか製薬)
テストロンデポー筋注 250mg
(富士製薬)
テスチノンデポー筋注用 125mg/250mg
(持田製薬)
成分名・含量 テストステロンプロピオン酸エステル 10mg/25mg テストステロンエナント酸エステル 125mg/250mg
効能・効果 男⼦性腺機能不全(類宦官症)
造精機能障害による男⼦不妊症
男⼦性腺機能不全(類宦官症)
造精機能障害による
男⼦不妊症
再⽣不良性貧⾎
⾻髄線維症
腎性貧⾎

2017年6月1日木曜日

エナルモン錠25mg販売中止と代替品


エナルモン錠25mgが販売中止となるようです。

エナルモン錠25mg販売中止予定のご案内(あすか製薬)
http://www.aska-pharma.co.jp/iryouiyaku/upload/save_file/info_stop_hormon_7prod_201705.pdf

【販売中⽌予定時期】 2018 年1⽉

『エナルモン錠25mg』は1952年 1 月に帝国臓器製薬(現あすか製薬)から発売されたメチルテストステロン含有製剤です。
メチルテストステロンは男性ホルモンの一種であるテストステロンの 17α 位をメチル化したものです。メチルテストステロンは肝臓での代謝を受けにくいため、経口投与においてもテストステロンと同程度の男性ホルモン作用を示します。

効能・効果は

  • 男子性腺機能不全(類宦官症)
  • 造精機能障害による男子不妊症
  • 末期女性性器癌の疼痛緩和
  • 手術不能の乳癌

です。

特に、「末期女性性器癌の疼痛緩和」、「手術不能の乳癌」はエナルモン錠にしかない効能効果です。

最近では持続性の男性ホルモン製剤に活躍の場を奪われてしまいほとんど目にする機会が経ていました。

エナルモン錠の代替品


内服剤で同じ効能効果を持つ薬剤はありません。

持続性の男性ホルモン製剤である

『エナルモンデポー筋注125mg/250mg』が
代替品となります。

ちなみに【デポー】とは持続性注射剤を意味します。


販売名 エナルモン錠25mg エナルモンデポー筋注125mg
エナルモンデポー筋注250mg
会社名 あすか製薬 あすか製薬
成分名・含量 メチルテストステロン 25mg テストステロンエナント酸エステル125mg
テストステロンエナント酸エステル250mg
効能・効果 男⼦性腺機能不全(類宦官症)
造精機能障害による男⼦不妊症
末期⼥性性器癌の疼痛緩和
⼿術不能の乳癌

男⼦性腺機能不全(類宦官症)
造精機能障害による男⼦不妊症
再⽣不良性貧⾎
⾻髄線維症
腎性貧⾎

外傷後の破傷風トキソイド注射が保険適応である根拠


破傷風トキソイドは薬価基準収載の医薬品です。

釘を踏みつけたりなどの外傷で受診し、破傷風予防のために破傷風トキソイドを投与した場合は保険算定可能とされています。

ワクチンは基本的に保険算定できないものなのですが、外傷時に投与する場合は保険算定できるのです。
しかし、これについては添付文書にも記載がありません。

根拠となる通知はあるのでしょうか?

実は昭和24年に出された通知が今でも根拠とされているのです。

特に感染の危険があると認められる場合は発病前といえども破傷風血清注射を行なうことは差し支えない。(昭和24年7月7日保発第223号)

ただし、ワクチン接種の必要度に応じて、保険側の判断が異なる場合があります。
「外傷を受けたときにその傷が破傷風を発症する可能性が高いと判断した為」等の但し書きをコメントに入れると良いでしょう。
また、用法・用量は添付文書通りなのですが、破傷風菌の潜伏期間が21週間のため、3回目の接種は適応外となる可能性が高いと言われています。

注意:
海外渡航前等で予防接種として投与する場合など予防目的の場合は保険算定できません


出典:一般財団法人 阪大微生物病研究会
破傷風は、破傷風菌が産生する神経毒素(破傷風毒素)により強直性痙攣をひき起こす感染症です。外傷を受けた際、破傷風トキソイドやTIG (抗破傷風ヒト免疫グロブリン)を投与することで破傷風の発症を予防する方法があります。 破傷風のワクチンを今まで何回接種したかという点と、その傷が清潔で小さな傷であるか、あるいはそれ以外の傷であるか、その2つの点で対応を分けて考えます。

参考:

医療関係者のためのワクチンガイドライン 追補 破傷風ワクチン(日本環境感染学会)
http://www.kankyokansen.org/uploads/uploads/files/jsipc/hasyofu.pdf


破傷風予防には破傷風トキソイドやグロブリン製剤を使用しますが
破傷風を発症した場合も同様の対応をするのでしょうか。

答えは、トキソイドは使用しません。

破傷風を発症してしまっている状態は、破傷風菌による毒素が大量に体中に存在している状態であり、一刻も早く中和しなくてはなりません。そのためテタノブリンなどの抗破傷風ヒト免疫ブロブリンを投与します。


http://www.jbpo.or.jp/med/di/file/tbl_48243.pdf




2017年5月30日火曜日

吸入ステロイド喘息治療剤アニュイティ エリプタ


アニュイティはフルチカゾンフランカルボン酸エステルを有効成分とする副腎皮質ステロイド吸入薬です。

2017年3月に承認され、2017年5月31日薬価収載されました。

フルチカゾンフランカルボン酸エステルというは、すでに他の薬の有効成分として使用されています。
アレルギー性鼻炎治療薬の『アラミスト点鼻液』や喘息・COPD治療剤のレルベア 100 エリプタがあります。

アニュイティは言わば、レルベアの片割れのような存在です。

気管支喘息の治療では気管支局所の炎症を制御し発作の発現を予防することが重要で、吸入ステロイド薬は長期管理薬の第一選択薬と位置付けられています。
また、重症度に応じて、長時間作動型 β2 刺激薬、ロイコトリエン受容体拮抗薬、テオフィリン、長時間作用性抗コリン薬、経口ステロイド薬、抗 IgE 抗体等を併用することとされています。
喘息症状のコントロール状態を参考に、吸入ステロイド薬投与量の増減又は併用薬剤の追加・中止といった、いわゆる薬物治療のステップアップ及びステップダウンを検討することとされています。

アニュイティの位置づけとしてはレルベアからのステップダウン、または軽症喘息の導入療法が考えられます。


吸入デバイス エリプタ


アニュイティの吸入デバイスにはレルベアやアノーロ、エンクラッセと同じエリプタが採用されています。
エリプタの特徴は、吸入口のカバーを開けるだけで、1回分の薬剤が充填されるため、レバー操作などの操作ステップがないため簡便な操作で吸入できることです。
出典:アニュイティ インタビューフォーム


アニュイティに適した患者像


喘息治療では症状のコントロール状況に合わせて吸入ステロイド薬の用量調節がなされます。アニュイティの適切な使用対象患者像を考えてみたいと思います。

軽症持続型から中等症持続型相当の患者を対象として実施された臨床試験において、アニュイティ100 µg はプラセボと比較して症状が有意に改善しました。
このことからアニュイティ100 µgは軽症持続型から中等症持続型に相当する患者に使用することが適切と考えられます。

重症持続型相当の患者を対象として実施された臨床試験においてアニュイティ200 µg は フルタイド500 µg(日本未承認) 1 日 2 回投与と同程度の有効性を示しました。
このことからアニュイティ200 µgは高用量の吸入ステロイドやアドエア250による前治療でコントロール不十分な重症持続型に相当する患者に使用することが適切と考えられます。

また、レルベア100エリプタにより喘息症状がコントロールされた患者を対象に、レルベアからアニュイティ100 µgへ切り替えた際の有効性及び安全性が臨床試験で確認されています。
このことからアニュイティ100 µgはレルベア100エリプタからのステップダウン時の治療薬として用いることも可能と考えられます。



アニュイティからステップダウンの方法


アニュイティ100 µg の効力は、フルタイド250 µg (日本未承認)1 日 2 回投与の効力に対応していると考えられています。
アニュイティ100 µgで喘息症状がコントロールされた患者に対してステップダウンを行う場合、投与を急に中止するとコントロール不良に陥る可能性があります。

ステップダウンに際しては、フルタイド100などの低用量の吸入ステロイド薬への切替えを考慮するとともに患者の状態を慎重に観察する必要があります。



アニュイティ 100 μg エリプタ
アニュイティ 200 μg エリプタ
[効能又は効果]
気管支喘息
[用法及び用量]
通常、成人にはアニュイティ 100 μg エリプタ 1 吸入(フルチカゾンフランカルボン酸エステルとして100 μg)を 1 日 1 回吸入投与する。
なお、症状に応じてアニュイティ 200 μg エリプタ 1 吸入(フルチカゾンフランカルボン酸エステルとして 200 μg)を 1 日 1 回吸入投与する。

タイレノールFD小児用の代替品



アセトアミノフェンの単味OTCでおなじみのタイレノールですが、小児用のチュアブル錠が存在していました。
商品名は『タイレノールFD小児用』といいます。

「存在していました」と、過去形なのはすでに販売が中止となっているからです。
メーカーHPにも案内がありませんし、いつの間にか販売中止になっていました。

小児の解熱鎮痛剤としてアセトアミノフェンは重宝しますし、チュアブル錠という服用のしやすさが好まれていました。

手にはいらないものは仕方がないので、代わりのものを探します。

条件は以下の通りです。
・小児に使える
・1錠中アセトアミノフェン50mg
・水なしで飲める。


代替品には以下の2点が見つかりました。
対象年齢や見た目が若干違いますが、どちらも似た感じです。



小児用バファリンチュアブル こどもリングルサット
薬効分類  解熱鎮痛薬 解熱鎮痛薬
剤形  チュアブル錠 チュアブル錠
製剤の色  淡橙 クリーム
包装・価格 12錠:650円 24錠:950円
リスク分類 第2類医薬品 第2類医薬品
会社名 ライオン(株)  佐藤製薬(株)
特徴 「小児用バファリンチュアブル」は,3才から15才未満のお子様の,熱や痛みを緩和する,胃にやさしい解熱鎮痛薬です。
●アセトアミノフェンがお子様の急な発熱・痛みをすみやかに緩和します。
●水なしでのめるチュアブルタイプです。
●お子様がのみやすいオレンジ味の小粒の錠剤です
●水なしでのめ,サッと溶けますので外出先での急な発熱や痛みにも適しています。
●錠剤の苦手なお子様にもおすすめです。
●眠くなる成分は入っていません。
成分・分量 1錠中
アセトアミノフェン 50mg
1錠中
アセトアミノフェン 50mg
添加物 エチルセルロース,ラウリル硫酸ナトリウム,セタノール,トリアセチン,D-マンニトール,クロスポビドン,アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物),サッカリン,アセスルファムカリウム,セルロース,黄色5号,デキストリン,香料,グリセリン脂肪酸エステル,ステアリン酸マグネシウム エリスリトール,D-マンニトール,ポビドン,サッカリンナトリウム,三二酸化鉄,タルク,香料,デンプン部分加水分解物,グリセリン,バニリン,その他2成分
効能・効果 悪寒・発熱時の解熱,歯痛・抜歯後の疼痛・頭痛・打撲痛・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・骨折痛・捻挫痛・月経痛(生理痛)・外傷痛の鎮痛 頭痛・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・捻挫痛・月経痛(生理痛)・外傷痛の鎮痛,悪寒・発熱時の解熱
用法・用量 1回14~11才4錠,10~7才3錠,6~3才2錠,1日3回まで。
かみ砕くか,口中で溶かす。
なるべく空腹時を避ける
1回14~11才4錠,10~7才3錠,6~5才2錠,1日3回まで。
なるべく空腹時を避け,かむか口中で溶かす
服用間隔 服用間隔4時間以上 服用間隔4時間以上
年齢制限 3才未満は服用しない 5才未満は服用しない

2017年5月29日月曜日

医療用麻薬ヒドロモルフォン塩酸塩 (ナルサス錠・ナルラピド錠)


ナルサス錠、ナルラピド錠は両剤ともヒドロモルフォン塩酸塩を有効成分とする麻薬性鎮痛薬です。
2017年3月に「中等度から高度の疼痛を伴う各種がんにおける鎮痛」を効能・効果として承認されました。

ナルサス錠とナルラピド錠の違い


ナルサス錠とナルラピド錠は両方共ヒドロモルフォン塩酸塩ですが、
ナルサス錠は徐放錠
ナルラピド錠は即放錠
というちがいがあります。

ナルサス錠は1日1回ヒドロモルフォンとして 4 ~24mgを経口投与します。
ナルラピド錠はヒドロモルフォンとして 1 日 4 ~24mgを 4 ~6 回に分割経口投与します。

ナルサス錠のなかま
オキシコンチン錠
MSコンチン錠

ナルラピド錠のなかま
オキノーム散
オプソ内服液


ヒドロモルフォン塩酸塩製剤の歴史と位置づけ


ヒドロモルフォン塩酸塩製剤は、1921 年にμ オピオイド受容体作動薬として初めてドイツで合成され、海外では、80年以上販売されておりWHOのがん疼痛治療のためのガイドラインなどで疼痛管理の標準薬に位置付けられています。

また、がん性疼痛の治療においては、同じ薬剤を使い続けることにより鎮痛効果が減弱し、増量しても十分な鎮痛効果が得られない場合や副作用の発現により必要な鎮痛が得られる用量での投与ができない場合に、必要に応じて他のオピオイド鎮痛剤への変更が行われます。これをオピオイドスイッチングといいます。
「中等度から高度のがん性疼痛」に関する効能・効果で承認されているオピオイド鎮痛剤として日本にはモルヒネ塩酸塩、オキシコドン塩酸塩、フェンタニル、タペンタドール塩酸塩があります。
そして今後、これらに加えて、ナルサス錠とナルラピド錠が新たな選択肢として使用可能となります。
さらに、がん性疼痛の治療においては、定時投与には徐放性製剤を使用し、用量調節や突出痛への対処には同一成分の即放性製剤を使用することが適しているとされています。
徐放性製剤ナルサス錠と即放性製剤であるナルラピド錠も目的に応じて使い分けることで良好な疼痛コントロールが可能となります。


ヒドロモルフォンとモルヒネの等価換算


薬剤 経口投与量
モルヒネ 10mg
コデイン 100mg
トラマドール 100mg
オキシコドン 5-7.5mg
ヒドロモルフォン 2mg
メサドン 1mg

ヒドロモルフォン経口剤のモルヒネ経口剤に対する効力比は 1:5


ナルサス錠、ナルラピド錠の安全性


ヒドロモルフォンによるμ オピオイド受容体の活性化による有害事象としては、鎮静、悪心・嘔吐、呼吸抑制、消化管運動抑制、徐脈、情動性等が報告されています。安全性薬理試験では嘔吐、鎮静、下痢、呼吸数減少、血圧低下、攻撃性及び異常行動が認められました(被験体イヌ)。臨床使用時には、中枢神経系、呼吸系及び心血管系に及ぼす影響に十分に注意する必要があると考えられます。

悪心及び嘔吐について

臨床試験において薬剤と因果関係が否定できない重篤な悪心及び嘔吐が認められています。ナルサス錠、ナルラピド錠投与に際しては悪心及び嘔吐に対する注意が必要です。
また、オキシコドン徐放錠投与群と比較してナルサス錠投与群における投与 1 日目の悪心及び嘔吐の発現割合が高かったというデータもあります。

意識障害について

臨床試験において薬剤との因果関係が否定できない重篤な意識障害に関連する有害事象が認められています。ナルサス錠、ナルラピド錠投与に際しては意識障害に関連する有害事象に対する注意が必要です。
また、オキシコドン徐放錠投与時と比較してナルサス錠投与時に傾眠の発現割合が高い傾向が示唆されています。

65歳以上の高齢者への投与について

第Ⅲ相比較試験及び長期投与試験において、65 歳未満と比較して 65 歳以上のほうが、ナルサス錠、ナルラピド錠投与後の有害事象の発現割合が高かったという結果がでています。
ナルサス錠、ナルラピド錠を高齢患者に投与する際には、患者の状態を慎重に観察し、呼吸抑制等の有害事象の発現に十分注意する必要があります。
なお、オキノーム散又はオキシコンチンと比較して、ナルサス錠、ナルラピド錠の 65 歳以上における有害事象の発現状況に明らかな差は認められませんでした。

肝機能障害者への投与

ヒドロモルフォンの主な代謝経路は 3 位のグルクロン酸抱合です。
ヒトでは UGT2B7 の関与が報告されています。
Smith HS.Opioid metabolism.Mayo Clin Proc 2009; 84: 613-24

肝機能障害を有する患者では投与時の血漿中ヒドロモルフォンの曝露が増加すると考えられます。
実際、外国人被験者に海外のナルラピド錠4 mg を空腹時単回経口投与したとき、肝機能が正常な被験者と比較してChild-Pugh 分類スコア 7~9 点の中等度の肝機能障害を有する被験者において、ヒドロモルフォンの Cmax及び AUC0-48hが約 4 倍となったことが報告されています。

腎機能障害者への投与

ヒドロモルフォンは肝代謝型の薬物ですが代謝に関与するとされる UGT2B7 については、腎機能低下者において活性が低下し、UGT2B7 で代謝される薬物の血漿中濃度が変化する
ことが報告されています。
Dreisbach AW, Lertora JJ.The effect of chronic renal failure on drug metabolism and transport.Expert Opin Drug Metab Toxicol 2008; 4: 1065-74

Lalande L.et.al,.Consequences of renal failure on non-renal clearance of drugs.Clin Pharmacokinet 2014;53: 521-32

実際、外国人被験者に海外のナルラピド錠4 mg を空腹時単回経口投与したとき、腎機能が正常な被験者と比較して中等度の腎機能障害を有する被験者(CLcr40~60 mL/min)ではヒドロモルフォンの Cmax 及び AUC0-∞がそれぞれ約 1.4 倍及び約 2 倍となったことが報告されています。
また、透析を含む重度の腎機能障害を有する被験者(CLcr 30 mL/min 未満)ではCmax 及び AUC0-∞が1.0倍及び約 4 倍となったことが報告されています。

さらに、代謝産物の蓄積にも注意が必要です。
ヒドロモルフォンの代謝産物はhydromorphone-3-glucoronide (H3G)ですが、H3Gは神経毒性をもっています。腎機能低下例ではH3G濃度が上昇する恐れがあります。

Tawfic QA, Bellingham G.Postoperative pain management in patients with chronic kidney disease.J Anaesthesiol Clin Pharmacol. 2015 Jan-Mar;31(1):6-13.


ヒドロモルフォンとモルヒネの臨床効果比較


ヒドロモルフォンとモルヒネの臨床効果を比較したメタアナリシスでは、モルヒネに比べて鎮痛効果が高いけれども、副作用については差がほぼないという結論がでています。

Felden L,et.al,.Comparative clinical effects of hydromorphone and morphine: a meta-analysis.Br J Anaesth. 2011 Sep;107(3):319-28.


投与制限


一般的に麻薬には成分ごとに1回に処方できる日数に制限が設けられています。
しかし、薬価収載後1年間は新医薬品としての投与制限である14日が優先されるため、成分としての投与制限は設けられていません。
2018年6月1日に新医薬品の投与制限が解除された後に成分としての投与制限が定められます。


一般名処方なのに先発品又は後発品の銘柄名を併記してもいいの?


一般名処方加算とは、一般的名称による処方せんを交付した場合に限り算定できるものです。

さらに、一般名処方加算は医師が個別の銘柄にこだわらずに処方を行っていることを評価した点数です。

一般名処方傍に先発品又は後発品の銘柄名が併記されている処方箋を見かけることがありますが、これは個別銘柄の指定と誤解されやすいため、やめておいたほうが良いです。

一般名処方である時点で『個別の銘柄にこだわらずに処方を行っている』という意思表示であり、例え銘柄が併記してあろうともそれは処方薬に係る参考情報であると解釈します。

しかし、銘柄名を記載するのであれば、誤解されないよう備考欄などに記載することが望ましいと考えられます。



疑義解釈資料の送付について(その11)(厚生労働省保険局医療課事務連絡平成29年5月26日)
【一般名処方加算】
(問3)
区分番号「F400」処方せん料の注7に規定する一般名処方加算について、一般的名称で処方薬が記載された処方せんに、医療安全の観点から類似性等による薬の取り違えを防ぐ目的の参考情報として、一般的名称に先発品又は後発品の銘柄名を併記する場合は、当該加算は算定可能か。

(答)
算定可能である。
一般名処方加算は、一般的名称による処方せんを交付した場合に限り算定できるものであり、医師が個別の銘柄にこだわらずに処方を行っていることを評価した点数である。したがって、この場合に併記される銘柄名は、処方薬に係る参考情報であることから、個別銘柄の指定と誤解されることのないよう、備考欄などに記載することが望ましい。

(参考)
この疑義解釈については、薬剤名の一般的名称を基本とした販売名の類似性に起因する薬剤取り違え防止のための対応が課題とされた「平成27年度厚生労働科学研究内服薬処方せんの記載方法標準化の普及状況に関する研究」を踏まえ、その対応策の一つとして、類似性等による取り違えリスクが特に懸念される名称のものについては、先発品の使用が誘引されることがない範囲で、先発品や代表的な後発品の製品名等を参考的に付記する等の工夫が有効と考えられることを示した平成29年5月26日付け厚生労働省事務連絡「平成27年度厚生労働科学研究費補助金(地域医療基盤開発推進研究事業)「内服薬処方せんの記載方法標準化の普及状況に関する研究」結果の概要について(情報提供)」において医療機関等へ周知されることになったことに合わせて、個別の銘柄へのこだわりではなく医療安全の観点での銘柄名の併記による、一般名処方加算についての取り扱いを明確にしたものである。

2017年5月15日月曜日

輸液フィルターと相互作用を起こす代表的な医薬品と対処方法



輸液療法では、ガラス片やコアリングによって混入するゴムなどの異物混入や配合変化による沈殿物、微生物汚染、空気塞栓などが問題ことがあるため、調製時あるいは投与時にフィルターが使用されます。

特に、凍結乾燥製剤、微量元素製剤、エトポシド、パクリタキセル等やメイロン、TPN 製剤は、輸液フィルターを必ず通すべき薬剤です。

原則、すべての薬剤は輸液フィルターを通すべきなのですが、なかにはフィルターと相互作用をおこしフィルターを使うことができない薬剤が存在します。

フィルターと薬剤の相互作用には大きく分けて4つあります。
フィルターの目詰まりフィルターへの薬剤の吸着フィルターの溶解エアフィルターからの液漏れ等です。

輸液フィルターと相互作用を起こす代表的な医薬品と対処方法について紹介します。

輸液フィルターの目詰まり

分子量の大きい薬剤、粘度の高い薬剤、油性製剤などは輸液フィルターの目詰まりが起こり、薬剤の含量低下や投与ルートの閉塞等の可能性があります。

・分子量の大きい薬剤
血液製剤(アルブミン製剤、グロブリン製剤)
脂肪乳剤(リプル注、パルクス注、ロピオン静注、イントラリポス輸液、ミキシッドL輸液、ミキシッドH 輸液、ディプリバン注)
コロイド製剤(ファンギゾン注)
※『献血アルブミン5%静注』『アルブミナー静注5%』はフィルター使用可能
・粘度の高い薬剤
油性製剤(ビタミンA 製剤、ビタミンD 製剤、サンディミュン点滴静注用、プログラフ注)
・グリセオール注
・低分子デキストランL 注

【対処法】
フィルターの下流部から投与する。
専用フィルター(脂肪乳剤では孔径1.2μm のフィルター)を使用する。


輸液フィルターへの薬剤の吸着

輸液フィルターに薬剤が吸着することにより、薬剤の含量低下の可能性があります。

・インスリン製剤
・G-CSF 製剤(グラン注、ノイトロジン注、ノイアップ注)
・ミリスロール注
・セルシン注
・コスメゲン静注用
・オンコビン注

【対処法】
フィルターの下流部から投与する。


輸液フィルターの溶解

エトポシド製剤はセルロース系フィルターを溶解することが知られています。

・エトポシド製剤(ラステット注、ベプシド注)

【対処法】
ポジダイン・ナイロン66 膜、ポリエーテルスルホン膜、ナイロン66膜等のフィルターを使用する。
エトポシド製剤は、溶かす濃度によって結晶が析出することがあるので0.4mg/mL濃度以下になるよう生理食塩液等の輸液に溶解して投与することが推奨されています。


エアーベントフィルターからの液漏れ

界面活性剤や溶解補助剤を含有している製剤は、エアーベントフィルターを親水化しエアブロックや液漏れを起こす可能性があります。

・フェノバール注
・セルシン注

【対処法】
エアーベントフィルターが透明化してきたら、直ちに交換する。


なお、フィルター透過性試験の有無については、添付文書や医薬品インタビューフォームに記載されていることがあります。確認してみてください。

http://www.otsukakj.jp/med_nutrition/products/lipid/section_3_4.html


参考:
添付文書又は医薬品インタビューフォーム等でフィルターを使用しない旨の記載がある注射薬


  • 1%ディプリバン注

微生物ろ過フィルターを用いて投与した場合、フィルターのろ過孔を通過する際にエマルジョンが破壊される可能性がある。エマルジョンが破壊された場合、正確な量のプロポフォールを投与できなくなる可能性がある。


  • ミキシッドL 輸液、ミキシッドH 輸液

本剤は脂肪を含有するため除菌用ファイナルフィルターが使用できない。したがって、ビタミン剤、微量元素製剤又は電解質製剤(ナトリウム製剤、カリウム製剤のみ)の投与時に投与部位あるいは輸液ライン等からの細菌混入防止について特に注意する必要がある。


  • ラスリテック点滴静注用

海外の添付文書に基づきフィルターを使用しないよう設定した。なお、国内外の臨床試験、及び海外の市販製剤の使用時いずれの場合においても、フィルターは使用せず投与を行っている。


  • ドキシル注20mg

本剤はフィルターで除去されることから、インラインフィルターは使用しないこと。


  • アブラキサン点滴静注用

本剤は懸濁液に調製し投与するため、インラインフィルターは使用しないこと。