2011年7月16日土曜日

心臓の病気に使う薬

硝酸薬

 ニトログリセリン舌下錠
ニトロペン舌下錠
ミオコールスプレー 等


胸が痛い、一刻一秒を争うときに使うので、様々な剤型が発売されています。
患者さんのライフスタイルに合わせて処方されます。

舌下錠は必ず舌の下に入れて溶かしましょう。
飲み込んだり、噛み砕いたりしないようにしましょう。
5~10分毎に3回服用しても効果がでないときは、お医者さんに相談しましょう。

口の中が乾いている高齢者などは、スプレータイプの薬がオススメ。
スプレーは1回1噴霧を舌の下に投与します。
5分たっても効果不十分の時はもう1噴霧のみ追加します。

薬の副作用で血圧が下がることがあるので
座るか横になるかして服用するのがよいでしょう。
めまいなどの血圧低下症状が出た時は落ち着いて横になりましょう。
外出先などで横になれない時は、腰掛けて、頭を膝の間に入れると楽になります。

ED治療薬(バイアグラなど)の使用は控えましょう。

緑内障の患者さんは使えません。
薬剤師に「目薬は使っていませんか?」と聞かれるかもしれませんが
それは、あなたが緑内障かどうか調べています。

薬の名前に「ニトロ」とつくので、患者さんの中には
爆弾を想像し怖い薬かもと思う方もおられるかもしれません。
ですが、指示通り服用すれば重い副作用もなく安心して使用できますので
発作が起きた時は、恐れずに服用してください。

胸が痛くなっても、ぎりぎりまで我慢される方もいらっしゃいます。
我慢しても何も良いことはありません。
1秒を争う病気ですので、痛みを我慢せずに服用してください。

いつも携帯してください。
ペンダント型のピルケースも売っています。

薬には使用期限があります。
痛みがなくて薬を使わないことが続いた場合、薬局で薬の期限を確認してもらいましょう。

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