2013年3月24日日曜日

趣味の漢方 第12証 軽い鬱は漢方様子を見ては

気分が沈むことが続いたりするようなうつ状態にも漢方薬が奏功することがあります。精神科の先生には怒られますが、軽いうつ病にはSSRIなどをすぐに使うより漢方と十分な休養で対応して、カウンセリングなどの非薬物療法を行うほうがいいと思います。

まずは、加味帰脾湯で様子を見ます。
加味帰脾湯はメーカによって蒼朮を使っていたり白朮を使っていたりします。蒼朮と白朮では成分が変わってくるので、厳密には使い分けたほうがいいのですが、日本ではそのあたりいいかげんになっています。ちなみにツムラは蒼朮です。

体力のある人には大柴胡湯。お子様には小建中湯がよいでしょう。


うまくいかないときは
抑肝散や半夏瀉心湯を試してみるといいでしょう。


気分が不調なときは、胃腸の状態が芳しくないものです。胃腸の状態を整えると気分も良くなることがあります。気分を改善すると言われる漢方には健胃整腸作用がある木香や蒼朮、白朮が含まれています。