2017年10月10日火曜日

ポステリザン軟膏 販売中止と代替品


ポステリザン軟膏が販売中止となるようです。
https://www.maruho.co.jp/medical/pdf/products/posterisan/news/1709posterisan_an.pdf

2017年12月末出荷停止予定。
経過措置期間は2018年3月31日まで(予定)

ポステリザン軟膏は大腸菌死菌浮遊液を有効成分とする痔の薬(塗り薬)です。
大腸菌死菌浮遊液は白血球遊走能を高めることにより局所感染防御作用を示し、また肉芽形成促進作用による創傷治癒促進作用を示すことから、急性・慢性痔疾の治療と予防に有効であることが証明されています。

ドイツのドクトル・カーデ製薬会社が創製し、1922年ポステリザン軟膏及びポステリザン坐薬を発売しました。
日本ではマルホ株式会社が 1953年8月(昭和28年8月)にポステリザン軟膏の販売を開始し、2017年に販売中止となる64年間、日本人のお尻を守ってきました。

ポステリザンには抗炎症作用を持つステロイドであるヒドロコルチゾンを配合した強力ポステリザン(軟膏)とポステリザンF坐薬がありますが、こちらは販売継続するそうです。
強力ポステリザン軟膏は痔疾患用外用剤のなかで日本で一番売れているわけですから当然ですね。


ポステリザン軟膏の良さは


他の痔疾患用外用剤にはない処方のシンプルさです。
ポステリザン軟膏は大腸菌死菌浮遊液のみを成分としています。
他の痔疾患用外用剤はステロイドや局所麻酔剤のリドカインなど、数種類の成分の配合剤です。
ステロイドやリドカインを使いたくない人で、とりあえずなんか処方しておきたいときなどに重宝していました。
薬価の安さと、毒にも薬にもならない安心さで根強い人気のある薬でした。

基剤の精製ラノリン、白色ワセリンだけでも十分効果ありそうなんですけどね。


ポステリザン軟膏の代替品


大腸菌死菌浮遊液のみを成分とする薬はありません。

大腸菌死菌浮遊液+ステロイド

  • 強力ポステリザン(軟膏)
  • ポステリザンF坐薬


ステロイドは嫌だなぁという方には

  • 白色ワセリン


白色ワセリンには感染防御作用はありませんが肉芽形成促進作用はあります。