2018年12月5日水曜日

薄さが異なるモーラステープの後発品

モーラステープの後発品はメーカーによって薄さが異なります。

先発のモーラステープの薄さと同じメーカーもあれば、より薄いものもあります。

直接、肌に触れるものなので、先発品に慣れていれば薄い後発品へ変更すると、すぐに気づかれる場合があります。

より薄いものが貼り心地が良いという人もいれば、先発と同じ位の薄さがいいという人もいて好みは千差万別です。一般名処方の場合は、患者さんの好みに応じて選んでもらっています。

先発と同じ薄さの後発品
「パテル」
「東光」「ラクール」

先発より薄い後発品
「テイコク」
「BMD」「SN」「トーワ」「三和」「日医工」「杏林」



薄さの違いは何かと言うと、有効成分と基剤の混合物である膏体の量の違いです。
テープ剤は支持体に膏体を薄く延ばして製剤化しています。いずれの後発品も製剤自体の大きさは先発品と同じ7×10cmなので、膏体の量が少なければ、製品の厚みは薄くなります。